失敗しないために!素人で開業してから28店舗までの苦労話

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開業後

気づかず消費税を使い込んで悪夢をみたという話

投稿日:

開業してから1年半が経った2004年3月。
法人として初めての決算を迎えました。

結果はこちら↓

売上 30,420,000円。

当初の事業計画に比べれば全然足りていませんでしたが、少ない資本からスタートしたということもあり、3,000万円という売上を見て妙な自己満足を感じたのを覚えています。

が、この決算を迎えたことで「ある制度の対象者」となった事に、当時は全く気づいていませんでした。

それが「消費税 納税義務者」。
消費税を国に納める義務が発生したと言うことです。

納税義務は予告なくやってくる

初めての決算が終わってから2年後の2006年3月。
売上は計画通りに推移し、8,000万円を突破。

全て順調と思っていた矢先、税理士さんから衝撃の報告を受けました。

「第一期が1,000万円以上の売上だったから、2年後にあたる前年度の決算から消費税納税の対象です。5月末までに納税しなくてはいけません。」

金額を聞くと、百数十万円。
そんなお金はどこにも残っていませんでした。

開業してから3年間。
消費税の納税なんて言われたこともなかったので、頭に全く入っていませんでした。
(※正確には税理士さんから事前に話があったかも知れませんが、全く覚えておらず。)

「お客さまから預かっている消費税」という意識がなかったため、本来5月末までに納税すべき消費税も使ってしまっていたのです。

軌道に乗り始めたと思っていた途端、一気に大ピンチに追い込まれてしまいました。

創業メンバーでお金を集める

結果的に、法人税は無事5月末までに納めることができました。
創業メンバーそれぞれでお金を集めてきたのです。

どうやって集めたかは書きません。
結構エグいので(笑)。

何とか乗り切った、この消費税の納税問題。
記憶が確かなら、この後数年間、頭を悩ませる問題になりました。
というのも、消費税の納税を考慮せず経営計画を作ってしまっていたからです。

これはまた次回にでも書こうと思いますが、法人化すると個人事業主の時と比べて利益のコントロールが難しくなります。
そのため、後から想定していなかった支出が出てきてしまった場合、利益を増やすか、他の支出を減らすかくらいしか選択肢がない訳です。

他の支出を減らすと言っても、店舗数が少ない時はそんなに調整できる幅もありません。
結果的に選べる選択肢は、当初の予定よりも利益を増やすという選択のみ。

そんな簡単に利益を増やせる訳もなく、数年間消費税納税と厳しい戦いを強いられることとなってしまったのでした。

私たちと同じ失敗をしないために

今回この体験談を書いたのは、実は意外と私たちと同じ様に、消費税の納税のルールを知らないオーナーさんが多いと分かったから。
ざっくりですが、消費税納税はこんなルールです。

(※税理士じゃないので、もっと細かい事を知りたい方はご自身で検索してください。)

・売上が1,000万円を超えたら納税義務が発生。
・実際に納税をするのは、納税義務が発生してから2年後の決算の2ヶ月後。
・資本金1,000万円以上は売上に関係なく納税義務が発生。

そして、私たちと同じ様な失敗をしないためのオススメ方法が、

「日々の売上計算に消費税を組み込まない事」

だと思います。

消費税を抜いた純粋な売上と消費税を分けて計算することで、私たちと同じミスをすることはなくなるでしょう。

これから開業を考えている方で、事業計画を作っている最中の方もいると思います。
皆さんの計画の中に書かれている売上は、そもそも税込みなのか?税別なのか?

秋には消費税が10%になる見込み。当時5%の消費税納税で苦労した私たちに比べて、10%の消費税を事業計画で見落としていたらシャレになりませんからね。

私たちの納税体験が、皆さんが事業計画を立てる上での参考になったら嬉しいです。

 


どーでもいい話ですが、1期目と比べて決算報告書も立派になっていました(笑)。
(手前が1期目、奥が4期目)

 

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