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中古の厨房設備を使って開業してみた感想

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1号店を開業する時、キレイな厨房設備でオープンするのが夢でした。
でも以前書いた通り、業者は開業資金を持ち逃げしたまま消息不明。

キレイな厨房設備という夢は、開業前から早くも諦めざるを得なくなりました。

結果、私たちの1号店の厨房は、破格で仕入れた中古の設備ばかりでオープン。

中古の中でも破格中の破格で、状態は最悪のものばかり。
フライヤーなんて種火すら着かない状態でした。

キレイな厨房は諦めざるを得なくなった1号店。
でも、中古の厨房を入れたことで開業資金を大幅に下げられたのも事実。

新品と中古、開業時はどっちの厨房が良いのか、自身の経験を元に考えてみました。
開業資金の使い道に悩んでいる方は参考にしてみてください。

壊れるリスクよりも、開業失敗するリスク

まずは、1号店で実際に中古の設備を使ってみた者としての感想から。

開業初日から数日間は「新品の厨房が欲しかったな〜」と思ってました。
でも、1週間くらいすると不思議なことに中古の厨房に愛着が湧いてきました。
毎日、営業終了後にボロボロの厨房をキレイに磨くのが楽しかったのは良い思い出です。

さらに1ヶ月を過ぎた頃には新品か中古かなんて、全く気にならなくなりました。
むしろ、中古で安く上がって良かったと感じるようになっていました。

ただ、中古を検討する時に気になるのは、やはり故障するリスク。
開業してすぐに故障したりしたらお金がもったいないですからね。

でも、こればっかりはどうしようもないかなぁ、と思います。
冷蔵庫のモーターの中がどういう状態かなんて素人には分かりません。

中古の設備で故障するリスクを心配する気持ちはよく分かります。
でも以前書いた通り、飲食店が開業して3年で90%が廃業するのも事実。

3年後を最悪のケースで考えた時、中古の設備が故障する確率よりも、お店が閉店になっている確率の方が高いことだってある訳です。

 

結局、中古の設備で始めた1号店。
開業から建物の老朽化で閉店するまでの8年間、開業時のフライヤー以外は一切の故障もなく使うことができました。

結果的に開業資金を100万円以上安く抑えられたことになります。

ビジネスモデルができるまでは中古で勝負

私たちの経験で言えば、開業して約5年。

1号店の設備が全く故障しなかったという事もあり、店舗数で言うと4〜5店舗目まではほとんどの店舗でオープン時は中古の設備を使ってきました。

中には開業後に故障した設備も当然ありましたが、修理費を加味してもトータルの支出で言えば圧倒的に新品の厨房機器を購入するよりも出店資金を抑えることができました。

新品の厨房設備を購入し始めたのは、ダイニングバーとして長く経営していけるビジネスモデルを確立することが出来てからでした。

「新しいスタートは、キレイな設備で始めたい」
私が実現できなかった分、この気持ちは本当によく分かります。
資金的に余裕のある方は新品で購入したほうが良いでしょう。

ただ、開業時に資金的な余裕があまりないという方も多いと思います。

「少しでも開業費用を安く抑えて、運転資金を確保したい」
そんな方は、新品にこだわらず、中古の購入を検討しても良いのではないかと思います。

「お店を早く軌道に乗せて、その利益で新品に買い換えよう!」

そんな目標を持って日々、お店の運営に力を入れるというのもまた、飲食店経営の楽しみの1つなのではないでしょうか?

 


本社の厨房設備を研磨中の私。磨くとピカピカになります。

 


研磨前と研磨後。キレイにする楽しさがあるのも中古の魅力。

 

 

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